フロイデ合唱団の楽しみ 「そも何者?」
フロイデの団員はどういう動機で入団しているのでしょうか。
団員募集を何で知ったかという調査結果はありますが、動機についてははっきりしたデータは、残念なことに私のところにはありません。
一度でいいから第九を歌いたいとか、ステージに立ちたいとか、少し時間的にゆとりのある年齢になったからとかいろいろな理由があるでしょう。
ここでは入る前には分からないフロイデの魅力について紹介しましょう。
フロイデ合唱団は歌う熱意があれば誰でも入団できます。合唱歴は問題にしていません。自己紹介の機会はありますが、細かな個人情報については本人が公表しないかぎり、何歳なのか、どんな仕事に就いているか、または就いていたかなどまったく分かりません。ましてそれ以上の家庭環境など知る由もありません。
「いったい、何者ぞ」という感じです。同じ職場の同期会風な微温的な雰囲気はありません。肩書きはパートの班と係名だけです。
新入団員にとっては練習も人間関係も手探りで始まりますが、何年かの経験がある団員も毎年新しい人間関係を築いていくことになります。コンサートが終わる頃には離れがたい気持ちの仲間になります。
歌を歌うことが中心ですから、誰もがあるレベルまで到達する練習があります。まったく合唱経験のない人も一歩一歩階段を登るような指導態勢があります。通常の練習以外に合宿や日曜練習もあり、パートリーダーのリードするパート練習などの積み重ねによって高みにまで上っていくことが出来ます。練習以外に何回かの交流の機会もあります。アドヴァイスをしてくれる人は自然にできるものですし、目標とする人もいるものです。気持ちの合う人も発見します。
練習、宣伝、ステージ、学習、ニュースなどの係り活動にも組織的に取り組んでいて、ここでもそれぞれの力が発揮できる場面があります。ポスターのデザイン、ニュースの編集などなかなかのスペシャリストが居て驚きます。これも出来るところで協力している間に親しい関係が出来上がっていきます。「歌を仲立ちにして、新しい人間関係を作る」私たちの合唱団の優れた魅力と言ってもいいでしょう。
新しい環境に飛び込むと自分の中の新しい自分に気が付きます。
自分こそ「そも何者」と思う、新しい自分発見の楽しみがフロイデ合唱団にはあふれているとも言えます。
(ひろの てるみ)
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