心に響く演奏を
20年前の1989年11月9日にベルリンの壁が崩壊しました。その年に東ベルリンで歴史的な「第九」演奏会が開催されました。12月25日、バーンスタインがバイエルン放送交響楽団を中心に編成したオーケストラを指揮し、Freude(歓喜)をFreiheit(自由)に置き換えての演奏でした。その直後の30、31日が全国労音「第九合唱団」(300人)のベルリン放送交響楽団との演奏会でした。齋藤先生は東京労音の合唱指導者として参加、浜松フロイデ合唱団からは31人が参加しました。
東西ドイツの統一は翌年10月に実現しました。記念式典でヴァイツゼッカー大統領が「ドイツ統一こそ、神々の火花である」という言葉で演説を結びました。
2009年の演奏会まで1ヵ月になりました。チケット発券は既に2000枚を超えて、残された課題は指揮者合わせを含めての練習への結集にかかっています。「2000人のお客さまを迎えて、期待に応える演奏を」の目標達成は手の届くところにあります。
演奏会は正味70分余りですが準備に1年かけ、練習に半年かけ、経費的にはチケットで2000枚弱が採算ラインです。企業献金も個人献金も助成金もなく、全てをお客さまに支えられ、団員の献身によって開催されています。
09年の演奏会は昨年とも来年とも違う今年だけのもの、団員にとってもお客さまにとっても特別な意味を持っています。今年、大切な人との別れを余儀なくされた団員も何人かいます。お客さまへのお礼は演奏を通して応えるしかありません。「大勢の聴衆で、一生懸命の演奏だった」と感心してもらうだけでなく、聴衆の心に響く演奏にしようではありませんか。
(11月15日・全体集会の挨拶から)
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